受験も、それと少し似ているのではないかと思うんですよね。誰もできないと思っていたことが、ひとりの挑戦によって前例になり、その前例が次の挑戦者を生む。そうやって、「無理」の基準は少しずつ塗り替えられていきます。
「この高校から東大合格は無理」って言われているような高校から東大合格することもあるし、逆にそうやってひとりの東大合格者が出ると、その次の年・次の次の年と東大合格者が連鎖することもあります。
「親ガチャ外れ」という人にこそ応募してほしい
最近は「親ガチャ」という言葉もよく聞きます。生まれた環境によって、人生のスタート地点が大きく違うという現実はたしかにあります。ただ、その現実を認めたうえで、それでもなお「そこからでも合格できる」と示すことには、大きな意味があると思っています。むしろ、親ガチャ大外れだと感じているような人にこそ、この財団に応募してほしいのです。
今の時点で、成績が届いていなくてもいい。周りから笑われていてもいい。自分でも「本当に無理かもしれない」と思っていてもいい。それでも、「東大を目指したい」という気持ちが少しでもあるなら、その挑戦に価値があると僕は思っています。
ドラゴン桜財団がやりたいのは、すでに勝ち筋が見えている人の背中を押すことだけではありません。まだ誰もその可能性を信じていない人に、「挑戦していい」と伝えることです。今は想像もつかないような場所から、東大合格をつかみ取る人がこれから出てくるかもしれない。僕は、その最初の一歩を支える存在でありたいと思っています。
漫画『ドラゴン桜』の中には、こんなシーンがあります。
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