最近はついに、相手国からの国際列車が定時に到着しない場合、その列車が走る予定のダイヤで別の列車を走らせ、遅れて到着した国際列車は国境駅で運転を打ち切るという「非情」な手段に出るようになった。
ただし、スイスは九州ほどの国土で鉄道網は約5000km、しかも他国と接続されている標準軌の路線は3800km程度で、他国からの影響を受けにくく、遅延回復もしやすい。状況の異なるスイスと比較するのは、ドイツにとって少々酷というものだ。
「ドイツ鉄道」の遅れではなくても…
利用者の立場からすれば、毎日いくつもの列車が数十分~数時間の遅れで運転されていれば、文句の一つも言いたくなるであろう。しかし、原因の大半は必ずしも「ドイツ鉄道=DB」のせいというわけではなく、そもそも利用している列車がドイツ鉄道の列車かどうか、一般の人からすれば分からない。
ドイツで列車が遅れていたら、このような事情を頭の片隅に置いておいてほしい。ただ、「ドイツ『の』鉄道」が遅れやすいことは事実であり、利用する際は遅延を考慮に入れて十分な余裕を見た日程を組むことをお勧めしたい。
