冷凍の「焼きおにぎり」ならまだしも、炊きたての状態をそのまま冷凍する商品となると、当時、国内の食品業界全体を見てもほとんど流通していなかった。単純に冷凍庫で冷やすだけではコメや具材の細胞が壊れて、風味や食感が損なわれてしまう。そのため、大手の冷凍食品メーカーも含めて、前例となるような取り組みは見つからなかったという。
「最初に話を聞いたときは、率直に言って、『本当においしいのかな』と思いました。常温のおにぎりをずっと開発していたので、自分自身の思い込みもありますが、常温で売っていたものを冷凍にしてお客様に受け入れてもらえるのかどうか、そもそも店の売り上げを担保できる商品になるのか、当時はまったくわからなかった」(鷹島氏)
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