「当たり前の存在」になったネット銀行
お金がどこに託されているかを見ていきましょう。図6に、利用している金融機関(銀行)の種類を年代別に表しました。
日本の生活者全体(TOTAL)で見ると、最もよく利用されているのはゆうちょ銀行。単一の金融機関でありながら6割が利用しています。次に多いのは、いわゆるメガバンク(三菱UFJ銀行、三井住友銀行、みずほ銀行)にりそな銀行を加えた都市銀行かと思いきや、実は地方銀行でした。1行あたりの企業規模は都市銀行には劣るかもしれませんが、それぞれの地盤では地域に根差した歴史を背景に強力な基盤を築いています。また、ネット専業銀行を利用している人はおよそ4人に1人(23.3%)のようです。
これを年代別に見ると、グラフが右肩上がりになっている、つまり高齢者に強い銀行には、ゆうちょ銀行、地方銀行、信用金庫、JAバンク(農協)、信託銀行などがあてはまります。富裕層向け金融機関と言える信託銀行を除けば、いずれも地域に根差した金融機関と言えます。一方、ネット専業銀行が若年層に強いのはイメージ通りかもしれませんが、実は都市銀行も現役世代に強い銀行になっています。昨今ではネット専業銀行でなくとも、アプリやネットバンキングの使いやすさを競っており、その点が表れた結果と言えそうです。
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【20代における利用率を比較すると…】
