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ホルムズ海峡危機救うか「アラビアの鉄道」の潜在力 航空網混乱で「特別列車」運行、貨物新路線も登場

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etihad rail passenger train エティハドレール旅客列車
UAE(アラブ首長国連邦)の鉄道「エティハド・レール」の旅客列車(写真: Abdulkarim/gettyimages)
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運行する貨物列車は1編成当たり400TEU(20フィート海上コンテナ換算で400個分)超のコンテナを積載できるという。日本のJR貨物のコンテナ列車の最大輸送力は1編成当たり12フィートコンテナ130個(26両編成)なので、その輸送力の大きさがわかる。

従来、サウジ国内の長距離陸送はトラック輸送に依存していたが、貨物列車を利用すれば所要時間はおおむね半減するとされる。コンテナ単位での集約輸送により、輸送の安定性も向上する。

そしてこのルートにより、ホルムズ海峡を通ることなくペルシャ湾岸と他国を結ぶ貨物輸送ルートを確保できることになる。

砂漠地帯ですれ違うサウジ鉄道の貨物列車(左)と旅客列車(写真:Abdullah Al-Eisa/gettyimages)

日本への原油輸送に影響は?

アメリカとイスラエルによるイラン攻撃に端を発するホルムズ海峡の封鎖は、原油のみならずコンテナ貨物をはじめとする海上輸送に甚大な影響を及ぼしている。既存の鉄道を活用した新たな「貨物回廊」は、こうした影響を回避する策の1つだ。

ただ、日本に影響が大きいのはやはり原油輸送だ。では、鉄道はホルムズ海峡経由の輸送の代替となりうるだろうか?

結論から言えば、それは難しい。ホルムズ海峡を通過する原油は日量で約2000万バレル規模に達する。これは超大型タンカー数隻分に相当する量であり、鉄道で同等の輸送を行うには、車両数・ダイヤ・積み下ろし能力のすべてにおいて桁が異なる。今回の貨物新ルートが対象としているのはあくまでコンテナ貨物で、原油などの液体資源輸送を直接代替するものではない。

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【アラビア半島の鉄道、実は長い歴史】

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