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サイバー攻撃の"アラート多すぎ"でセキュリティ担当が燃えつき症候群に…異常の「誤検知」が最大のストレス、どう対応?

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残業しているエンジニア
被害に遭うより誤検知のほうが安全なためセキュリティ製品の検知精度は低めに設定する(写真:fumi / PIXTA)
  • 中尾 真二 ITジャーナリスト・ライター

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慢性的な人材不足に悩まされているセキュリティ業界だが、これに追い打ちをかけるように経験豊富で優秀なエンジニアが辞めていく問題も起きている。

「燃えつき症候群」とも呼ばれている現象だ。燃えつき症候群=バーンアウトは、なぜ生じるのか? その対策は? セキュリティ業界や企業が抱える問題を解説する。

日本企業の8割が抱えるバーンアウト問題

セキュリティ業界の人材不足問題やベテランが辞めていくという問題は、マクロ的には人口減少、不景気や組織的なしがらみでスキルに見合った報酬を出せない、労働環境といった社会的、組織的な側面で説明可能だ。

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その中で、セキュリティ業界のバーンアウト問題は、ベテランや高度なスキルを持った人材が自ら会社や組織を去っていく、優秀であるほど陥りやすいという点で深刻だ。

セキュリティエンジニア(だけではないが)がバーンアウトするとどうなるか。単に疲労感を訴え、体を壊して休職するだけではない。多くは、業務に対して意欲や関心が薄れたり、拒絶するようになったりする。結果として異動、退職といった事態につながる。

経験豊富で、現場で結果を出す人材ほどなりやすい場合もあり、エンジニアがバーンアウトすると、その企業への影響も大きい。

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【「不景気と人手不足」の負のスパイラル】

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