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『相席食堂』女性出演者への不適切シーン放送の波紋 千鳥の卓越ツッコミでも"浄化"できなかった番組側の「死角」

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(画像:『相席食堂』公式サイトより)
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「相席食堂」は、もともと偶然性を楽しむタイプの番組である。千鳥の2人がロケのVTRを見て、面白いと思ったところや違和感を持ったところでVTRを止めて、ツッコミをいれる。そうすることで、ロケの現場で起こったハプニングを笑いに変えている。

ただ、この番組フォーマットには潜在的な危険性がある。それは、千鳥の芸人としての処理能力があまりにも高すぎるために、倫理的に問題があるようなことでも、バラエティの素材として扱って笑いに変えられてしまうことだ。

番組側が何でも面白くしてしまう千鳥の能力に依存しすぎたせいで、笑ってはいけないものまで笑いにしてしまったというのが今回のトラブルの根本的な原因である。

今の時代の倫理観と衝突した

「相席食堂」は人間のむき出しの部分を笑う番組である。ロケ先で予期せぬ出来事があったり、クセの強い一般人が出てきたりするのを千鳥が巧みに料理することで唯一無二の面白さが生まれてきた。そして、「本来なら笑いにしづらいようなことも笑いに変える」というのもこの番組の魅力である。両手に杖をついた状態でVTRに登場した千鳥のノブの父親が「ノルディック親父」と呼ばれていたのもその一例である。

だが、そのフォーマットは、人間の無遠慮さや時代遅れの感覚まで許容してしまう危険をはらんでいる。今回の問題は、ついにそれが見過ごせない形で顕在化した出来事だった。「相席食堂」的な面白さの源泉そのものが、今の時代の倫理と衝突することになった。

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【千鳥はバランス感覚も備えている】

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