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《善意が招いた2年の地獄》売上3分の2を捨てた…それでも星野リゾートが"5人の会社"に全館コーディネートを任せた訳

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大高旭さん
遠州綿紬をよみがえらせた大高旭さん。祖父たちが諦めた布が、逆に新しく見えたという(写真:筆者撮影)
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ぬくもり工房の店内には、ハンカチや扇子、スリッパなどの日用品が並んでいる(写真:筆者撮影)

「そのバイヤーさんには、名古屋高島屋や宇都宮の東武百貨店も紹介してもらいました。本当に熱い人なんですよ」

ブランディングに悩む旭さんに、地元のPR会社の外山さんを紹介してくれたのも彼だった。それが最大のチャンス、新東名高速道路サービスエリアへの出店につながった。

サービスエリアという意外な活路

2012年、東京と名古屋をつなぐ新しい高速道路が完成した。そのサービスエリアの一角に、遠州綿紬のコーナーを設けてみないかと提案されたのだ。

サービスエリアという通過点に置くのなら、お土産として買いやすい商品がいいだろう。旭さんは各地の百貨店に足を延ばしては、商品を見て学んだ。そして作ったのが、がま口や巾着袋、ストール、エプロンやランチョンマットなどの日用品。それが、よく売れた。

「本当に驚きました。『遠州綿紬で雑貨を作ったら、売れるんだ』って。ゴールデンウィークだったこともあり、1カ月で100万円以上買っていただいたんですよ」

期間限定の予定だった出店が常設となり、サービスエリア内の売り場面積も広がった。西へ東へと移動する合間の「お土産にこの土地のものを」という需要に、手ごろな価格の遠州綿紬の小物がピッタリとはまったのだ。

新東名サービスエリア内の遠州綿紬売り場。うなぎパイと並ぶ浜松土産に(写真:ぬくもり工房提供)

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【さらなる転機「星野リゾートからの依頼」】

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