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ソフトバンクが既存プラン一律値上げ、KDDI批判の「優先接続」を自ら導入、衛星通信・高速接続を束ねた"追随戦略"に

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ソフトバンクの寺尾洋幸専務
ソフトバンクの寺尾洋幸専務が料金改定について説明した(写真:筆者撮影)
  • 石井 徹 モバイル・ITライター
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Fast Accessは上位プラン契約者に優先的に通信リソースを割り当てる仕組みだ(写真:ソフトバンク)

批判から導入へ。なぜ1年で方針が変わったのか。

KDDIの成功を見て踏み切った

NTTドコモは25年4月に新プランで値上げし、KDDIは同年5月に既存プランの一律値上げに踏み切った。ソフトバンクはそこから約1年、既存プランの値上げを見送ってきた。同年9月にワイモバイルで新プラン「シンプル3」を投入した際も、基本料を引き上げつつ既存プランには手をつけなかった。寺尾専務は「電気代や部材の高騰、人件費の上昇が続いている。このまま続けていると今のネットワーク品質を維持できなくなる」と語っており、コスト面の限界が近づいていた。

値上げの背景として、ネットワーク品質維持・原価高騰・新技術投資によるコスト増を挙げた(写真:筆者撮影)

伏線はあった。25年11月の決算説明会で宮川社長は「これだけ物が高騰している中で、我々もどこかで動かないとだろうなと思っている」と値上げを示唆した。26年2月にはトーンがさらに強まり、「値上げしないとは申し上げていない。値上げせざるを得ないんじゃないか」と述べている。

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【今回の変更にソフトバンクの独自色はあるのか?】

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