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イオンが5年ぶりに流通業界で売り上げトップに返り咲き/M&A戦略とPB商品が奏功/それでも立ちはだかる高い壁

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イオン セブン&アイ
営業収益トップに返り咲いたイオンだが、今後の成長には課題も残る(撮影:今祥雄)

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スーパーやドラッグストアなど、国内の大手流通企業を取り込んで成長を続けるイオンが、今まさに拡大の絶頂期を迎えている。

4月9日に発表した2026年2月期の通期連結決算は、売上高に相当する営業収益が10兆7153億円(前期比5.7%増)、営業利益が2704億円(同13.8%増)。増収は22年2月期以来5年連続で、営業収益と営業利益はいずれも過去最高を更新した。

これに対し、最大のライバルであるセブン&アイ・ホールディングスの営業収益は10兆4302億円と、前期比12.9%の減収に沈んだ。これによって21年2月期以来、実に5年ぶりにイオンが営業収益ベースでセブン&アイを上回り、首位を奪還したのだ。

ツルハ買収などが貢献

イオンが王者に返り咲いた要因は大きくいって2つ。1つは、ここ数年のM&A戦略の巧拙だ。

イオンは22年に中四国のスーパー大手フジ、24年に首都圏のスーパー大手いなげや、直近ではドラッグストア最大手級のツルハホールディングスなどを次々と買収し、コロナ禍やインフレが進む中でも着実に営業収益を拡大させた。

一方のセブン&アイは、22年2月期以降、アメリカのコンビニエンスストア大手スピードウェイの買収をきっかけに海外コンビニ事業を拡大させたが、その後は大きな買収がなかった。

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【拡大した店舗網をテコにPB商品を拡販】

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