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京セラのタフネススマホ「TORQUE G07」は、日本限定で終わらせるにはもったいない存在

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京セラの「TORQUE G07」(筆者撮影)
  • 山根 康宏 携帯電話研究家・ジャーナリスト
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スマートフォンは使い続けるほど外装にキズや擦り傷が増えていくが、「TORQUE G07」であれば傷んだ外装パーツだけを取り替えながら、同じ一台と長く付き合うことができる。これは修理しながらモノを使い続ける姿勢を重んじるヨーロッパの価値観や、製品寿命の延長を促すEUの政策とも相性が良い。複数色の交換パーツを用意しておけば、長期利用の途中で気分転換したい場面でも外装を着替えることで印象をがらりと変えられる。

カラフルな色をそろえた交換可能な背面カバー(筆者撮影)

カメラとAI機能も海外に向けて十分アピールできる内容だ。約5000万画素の広角・超広角カメラと500万画素のマクロによる3眼構成は、室内撮影や風景のワイドショットから、数倍程度のデジタルズームまで、日常用途なら困らない画質を確保している。暗所にも強く、数年使い続けても実用レベルを保ちやすいのも利点だ。さらに影や写り込んだ不要物をAIで目立たなくする「影消し」などの機能も備えており、撮った後のちょっとした手直しまで端末側で完結させやすい。

通信面では4G/5Gに加えて衛星通信にも対応している「TORQUE G07」はKDDIの衛星通信サービス「au Starlink Direct」に対応しており、SpaceXの低軌道衛星ネットワーク「Starlink」が利用できる。これは日本国内向けだが、ハードウェアとしてStarlinkとのダイレクト通信を前提に設計されていることは、将来的な海外展開を構想するうえでも心強いポイントだ。

京セラのスマホは海外販売の実績がある

「TORQUE G07」の海外展開は突拍子もなく考えた話ではない。実は京セラはもともと海外、とくに北米で携帯電話・スマートフォンを展開していたのである。タフネス機を含む多様な端末を、現地キャリアブランドのもとで供給し、防水・防塵・耐衝撃といった機能に加えて、ボタン配置やユーザーインタフェースを北米の利用環境に合わせて作り込むなど、「現場のニーズを細かく拾った」端末づくりで一定の存在感を示してきた。

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【今後、ヨーロッパ市場での高評価に期待】

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