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京セラのタフネススマホ「TORQUE G07」は、日本限定で終わらせるにはもったいない存在

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京セラの「TORQUE G07」(筆者撮影)
  • 山根 康宏 携帯電話研究家・ジャーナリスト
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そうした歴史を踏まえると「TORQUE G07」のようなタフネス機を日本市場だけに閉じてしまうのは、やはりもったいないと感じる。北米で磨いてきたフィールド向け端末のノウハウに加え「TORQUE G07」が備える交換可能バッテリーや着せ替えできる外装、衛星通信との親和性といった要素を組み合わせれば、ヨーロッパのキャリアや法人向け販路に対しても京セラブランドのスマートフォンを再び訴求できるだろう。

歴史のあるTORQUEシリーズ。海外展開を期待したい(筆者撮影)

設計思考がヨーロッパでの志向やニーズと合っている

「TORQUE G07」は派手な折りたたみ構造や超大型カメラセンサーで目を引くタイプの端末ではない。交換式バッテリーと高いタフネス性能、着せ替え可能なボディー、そして実用性を重視したカメラとAI機能を重視したスマートフォンである。その設計思想はヨーロッパで高まるサステナビリティ志向や長期利用ニーズと驚くほど噛み合っている

「壊れにくく、長く使え、必要に応じて外装も電池も取り替えながら付き合えるスマホ」という提案は、今後のヨーロッパ市場でより評価されるはずだ。日本で育ったタフネス端末である「TORQUE G07」は、バッテリー規則や循環型社会への移行が加速するヨーロッパにおいても、そのコンセプトをストレートに伝えられる数少ないプロダクトのひとつになり得るのである。

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