昨今、自分でコントロールできないことを「ガチャ」と呼ぶ風潮がありますが、それを言い出したら、「人生はガチャだらけ」です。配属もその一つに過ぎません。自分で選ばなかったからこそ得られる経験もあります。選択の余地がないからこそ、むしろ人生の選択肢が広がることだってあるのです。
だから配属を悲観する必要はありません。与えられた場所で成果を上げることが、結局はあなたを成長させます。主体的な受動性、というパラドックスを身につけてください。どうしても配属ガチャが嫌なら、やりたい仕事を確実に任せてくれる会社を選ぶべきです。そうでない会社に入っておきながら「外れた」とすぐ辞めるのは得策ではありません。
これが広がると、企業は「若手はすぐ辞める」と見なし、育成コストを払わない=即戦力しか採らない方向に傾きます。「超優秀なポテンシャルは新卒で、それ以外は中途で」という発想が強まれば、新卒を育てる会社が減り、長期的には自分たちの首を絞めます。
「成長したい」と「難しい仕事に向き合いたい」は印象が違う
会社にとってあなたの成長は業績最大化のための手段であり、成長はチャレンジングな仕事に取り組んだ“結果”として得られるものです。だからこそ、働く目的はその会社で成果を出し、貢献すること。ここを取り違えて「御社で経験を積みたい」「成長できる仕事に挑戦したい」ばかりだと、「この人は自分のことしか考えていない」と見られがちです。
独立志向を語るのも同様で、「将来起業するので、そのために御社で学びたい」と聞こえる発言は、採用側には「踏み台にしたいのか」と映ります。起業や独立は悪いことではありません。
問題は、最初の面接で相手がどう受け止めるかまで配慮できていない点です。同じような意味合いでも、「成長したい」より「よりチャレンジングな環境で会社の成長に貢献したい」と言えば印象は大きく違います。
次ページが続きます:
【「仕事に向き合っていたら、成長していた」が理想的】
