こうして、男女とも高年収の相手を求めるようになった昨今。残念ながら、低年収の人はかなり結婚が困難になり、取り残されてしまっています。
「相手の年収は気にしません」という人が、低年収の人とお見合いをするケースもないわけではありませんが、交際が続くことはあまり多くはありません。その理由は「会話が合わない」「価値観が合わない」ことです。
すべての人に当てはまるわけではありませんが、往々にして高年収の層は高学歴の傾向がある、というのが日本社会の厳しい現実です。そして、高年収の人は、日頃から自分と同じような条件の同僚に囲まれ、仕事でもさまざまな経験を積み、常に自分を磨こうと努力している傾向があります。
つまり、年収は経済格差というだけでなく、教養の差、経験の差、向上心の差につながっている場合があるのです。
もちろん、高卒で経営者として成功したり、田中角栄のように中卒で総理大臣になったりする人もいます。しかし、それほどの力を持つ人はごくわずかですし、並大抵の努力ではないですから、やはり相手に望む努力も相当大きいでしょう。
女医が無理なら、薬剤師
そんななか、「女医を紹介してほしい」と譲らない、ある低年収の男性がいました。
その男性とはカウンセリングを重ねましたが、残念ながら自ら年収をアップさせようという向上心を感じることはなく、教養のためにニュースをチェックするといったことにも、無関心のように見えました。
「医師とは価値観や生活観が根本的に違うので、マッチングは難しいですよ。あなたに合う女性はほかにもいますよ」と何度もアドバイスしましたが、彼にはピンと来なかったようで、ついには「女医さんが無理なら、薬剤師さんがいい」と主張していました。
もし、そのあたりの感覚がしっかりある人ならば、「自分には分不相応だ」と謙虚になるか、相手に見合う自分になろうと努力するはず。
しかし、この男性は「自分には手が届かない相手である」ということや、「相手と話がかみ合っていない」ということに気づくことができません。
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【高年収女性と結婚した男性】
