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芸人はなぜ「瞬時に的確な言葉」が出てくるのか…その話術を身につける"1分でできる"トレーニング法

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いざというときに咄嗟に言葉が出てくるトレーニング法を紹介します(写真:Luce/PIXTA)
  • 西 剛志 脳科学者(工学博士)、分子生物学者
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メモを書いているときは、「よし、整理できた」と感じるのに、本番になると、言葉が出てこないというのは、あなたの能力や準備不足のせいではありません。

「書く」と「話す」は、脳の使い方がちがうからです。

「話す」ときには、同時にやることが一気に増える

たとえば、英語です。文章なら書けるし、読める。テストも解ける。でも会話になると、急に詰まってしまう。この感覚に覚えがある方も多いでしょう。

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書くときは、主に「考えて整理する」働きが中心になります。

知識を入れたり、整理したりするときは、主に前頭前野が働きます。論理を組み立て、文章を整え、構造を考える働きを担っています。言いたいことを並べ、順番を整え、文章の形にする作業です。

一方で、実際に「話す」ときには、それに加えて、口や舌を動かす運動野が働きます。

さらに、その場の空気、相手の表情、自分の緊張具合など、膨大な刺激を同時に処理しながら脳は「いま最適な言葉」を瞬時に選ぼうとします。

つまり、同時にやることが一気に増えるのです。

だから、頭の中では整理できていても、声に出した瞬間に言葉が詰まることがある。「書けるのに話せない」は、自然な現象なのです。

では、どうすればいいのか。おすすめは、メモを書いたら1度、声に出してみることです。

書く練習だけで終わらせず、話す回路も動かしておく。それだけで本番の「出てこない」を減らせます。とにかく、実際に口に出してあげるというのが重要なのです。

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