「今の仕事にまったく興味がないんです」外資コンサル3年目の意外なキャリアパスのつくり方→⦅未経験⦆でも不可能じゃない⦅異業種⦆転職計画〈安藤健のキャリア相談室♯4〉

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S:多分、「いつかやりたいことが見つかった時のための貯金」をしている感覚なんです。

安藤:それが、Sさんのやりがいにつながっているんですね。

S:はい、ビジネスの基礎スキルさえあれば、将来どう転んでも生きていける。だから今は「与えられた機会でやれることは全部やる」とドライに割り切って、頑張れています。

「やりたいことがない」は、強い

安藤:Sさんの勤めている外資系企業だと、社内公募制度やキャリア面談で「君は何をやりたいんだ?」「どんなキャリアを築きたいんだ?」としつこく聞かれませんか?

S:そうなんです! 周りには「この業界のプロになりたい」と手を挙げている人がたくさんいて……。

安藤:それって、結構プレッシャーじゃないですか?

S:はい……。そういう人ほど意欲的に見えるし、逆にそれが見つからない自分はダメだと思われているんじゃないかって不安になったりします……。

安藤上司や同僚から、「意欲が低い」と思われてしまいそうですよね。

S:はい。上司に聞かれた時にはっきり答えられなかったり、「これがやりたい!」って自分から手を挙げていないし。でも、無理やり絞り出すのも苦痛ですし……。

安藤:それは「外資」と「日系」の構造的な差があるかもしれません。

S:そうかもしれません……。

安藤:日系企業はジョブローテーションのある環境が多いです。そういう場所では、Sさんのような「どこでも高いパフォーマンスを出せる人」は、かなり重宝されますよ。

S:確かに、日系企業の友人の話を聞いていると、そういう空気を感じます。

安藤:「これしかやりたくない」という専門性の強い人よりも、環境に合わせてどこでも活躍できる。「基礎能力の高い人」は強いですよ。

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