東大名誉教授が自ら実践「手術しない膝痛改善法」とは――医師3人に相談してたどり着いた"一生動ける足の作り方"

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自宅では、機械式立体駐車場のパレットを下げて車を出す時間が、ちょうど200回の屈伸運動にぴったりなので、その時間を利用している(ただし、周りに人がいるときは恥ずかしいのでしない)。

屈伸のスピードは、1秒間に1回あるいは2回くらいで行っている。

速い速度の屈伸だと200回くらいは問題ないが、前者のようにゆっくりと筋肉に体重を感じながら屈伸すると、今でも100回が精一杯なので、少しずつ回数を増やそうとしている。

たぶん半月板は割れたままだが、膝の痛みは再発せず、たまに違和感を覚えるくらいで済んでいる。3人目に相談したゴルフ好きの先輩に、今でも深く感謝している。

総合診療科医を探す

ここで私の経験を詳しく紹介したのは、体に問題が生じたときは、複数の医師に相談することの大切さを強調したかったからだ。

どの医師に診てもらうかは重要だ。

しかし、相談できる医師の知り合いがいない人も多いと思う。そこでお勧めするのは、よい家庭医を見つけることだ。いわゆるかかりつけ医は、特定の病気でいつも診てもらう医師を指すことが多いが、家庭医はどんな病気でも相談できる医師である。

タイミングよく、最近の医療業界では家庭医に向いている総合診療科の医師が増えてきた。近い将来、欧米のように多くの家庭に家庭医がつき、家族の病気や体調不良は、まず家庭医に相談するという状況になるだろう。

今のうちに優秀な家庭医を見つけるか、信頼できそうな医師の友人を作っておくとよい。

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総合診療科は日本ではまだ多くはなく、厚生労働省が認可する、開業するときの標榜科(医療機関が専門分野として名乗る診療科目)にもいまだ含まれていない状態だ。

それでも、2018年に総合診療の専門医制度が始まり、現在までに1000人近い専門医が誕生している。最近のある統計では、総合診療科は研修医が興味を持つ科の4位にランクされていた。

総合診療医が多く属する、日本プライマリ・ケア連合のホームページで、学会の認定医、家庭医療専門医、指導医を都道府県別で探すことができるので、自宅の近くの医師を見つけて、連絡先を調べて連絡をとってみるといい。

ホームページには電話番号などは記載されていないが、ネットで医師(医院)の名前を検索すればたいてい見つかる。

北村 俊雄 神戸医療産業都市推進機構先端医療研究センター長・東京大学名誉教授

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きたむら としお / Toshio Kitamura

1956年大阪生まれ。東京大学医学部卒業後、2年間の内科研修後、国立がんセンター研究所ウイルス部で白血病ウイルスの実験に従事。その後、東大第3内科で血液内科の臨床と研究を行う。32歳で米国カリフォルニア州DNAX分子生物学研究所に留学。帰国後は東京大学医科学研究所で日本初の寄付講座を担当。1991年、同研究所先端医療研究センター教授。同センター長を経て、2022年から現職。現在の専門は、白血病とクローン性造血による老化関連疾患。開発した新たな研究方法や高効率レトロウイルスベクターは国内外の8,000以上の研究室で使用され、iPS細胞樹立を含む多くの重要な研究成果につながった。

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