100周年を見据えて「変えないこと」「変えること」
最後に、山椒茶屋のこれからについて野元店長に聞いてみると、「変えないこと」との答えが返ってきた。
「50周年をすぎて、100周年を迎えるまでやることはもう変わらないと思います。お客さまのために、お客さまの健康のために、今やっていることを続けるだけです。味を守り、品質を保っていくことは大変ですが、それが私の使命。どんなに時代が変わっても、です。
しかし、一方で変えなければいけないこともあると思っています。例えば、野尻店は昔からの建物で風情がありますが、古くなってきたので建て替えもそろそろ考えなくてはなりません。和式しかなかったトイレを、ちょうど今洋式に改装工事中です。店内も段差が多いので、バリアフリーも検討しなければ……。お客さまの目線に合わせて、時代に応じた変化は柔軟に取り入れていきたいですね」
利他の心。経営論とは一見かけ離れたこの気持ちのありようが、山椒茶屋の土台をしっかりと支えている。時に、真摯であり続けることは肩肘を張った経営論よりも強いということなのかもしれない。その証明として、山あいの国道沿いでは今日も変わらず水車が回り、それに吸い寄せられるようにたくさんの車がやってくる。
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