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「持ち家も賃貸もキツイ」都心6区の中古は2億円近く、東京23区の家賃は21カ月連続上昇…詰まないための生存戦略とは?

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  • 日沖 健 経営コンサルタント
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逆に言うと、転勤のない会社に勤めていて転職の予定もない、気に入った場所にずっと住み続けたい、家族の人数が変わらない、というなら、持ち家という選択も大いにありです。すべての人に賃貸がお勧めというわけではありません。

ただし、自宅を購入するなら、マンションよりも一戸建てを選ぶ方が賢明です。マンションには、大規模修繕について他の住民と合意するという難題があるからです。

一戸建てでもマンションでも、築後20年ほど経てば、大規模修繕が必要になります。一戸建ての場合、修繕する・しないを家主である自分で判断できます。それに対しマンションの場合、数十人の住民、タワマンなら数百人の住民と合意しなければなりません。

先ほど確認した通り、修繕費が高騰し、多くのマンションで修繕積立金が不足します。その場合、不足分を徴収する必要がありますが、金銭的に余裕がない住民や老い先短い高齢住民が反対します。反対で合意に至らず、大規模修繕を先送りすると、やがてマンションが廃墟化します。

意外とその時期は近い

マンションの廃墟化というと、「そんなこと起こらないでしょ」と楽観しがちです。ただ、昨今の修繕費の高騰で、そのリスクが高まり、発生時期が近づいていることは間違いありません(すでに地方では始まっており、都心でも30年頃から始まると言われています)。

住居に対する考え方は、もちろん人それぞれ。ではあるものの、不透明感が増すこれからの時代に、リスクが最も重要な判断基準であることを、最後に強調しておきたいと思います。

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