「今しかない尊い瞬間」をともに過ごしていることを、夫婦の共通認識に。マイナス面にとらわれず、育児のいい面にも目を向けて

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逢澤:まったくありません。前職はただの営業職で、ひたすらテレアポを続けるような日々でした。だから起業してみて最初に驚いたのは、「賞金の100万円がこんなにすぐなくなるなんて」ということです。平凡なママにすぎなかった私からすれば、100万円は結構な金額でしたから。でもその辺りから、事業を動かすために必要な金額はどれぐらいかを考え、いわばお金のダイナミックさを感じるようにもなっていきました。

会社のお金が底を尽きそうになったこともあるし、人を減らして組織を縮小しなければならなくなったこともありました。ハードシングスはいくつか経験したなと思いますが、会社は今4期目を迎えて、創業時に1歳だった長女は5歳に、長男は7歳になりました。

育児とキャリアの両立について夫婦で話し合った

窪田:お子さんも事業もともに成長してきたのですね。仕事に打ち込むには、ご家族の協力も欠かせなかったのでは。

逢澤:私たちは夫婦共に関西出身で、結婚してから上京してきたので、近くに頼れる人がいない状態で子育てが始まりました。育児に集中したい自分と、キャリアの断絶に悩む自分との葛藤もありました。でも、そんなときに私の背中を押してくれたのは夫だったと思っています。「それだけ課題を感じていて、変えるためのアイデアも持っているなら、起業してみたらいいんじゃないか」と言ってくれたのも夫でした。「それであれば、あなたの家庭へのコミットの仕方などについては話し合う必要があります」という流れにもなりましたが(笑)。

窪田:ご夫婦の話し合いでどんな結果を得られたのか、お聞きしてもいいですか?

逢澤:とくによかったなと思うのは、私たちは「2人で働いて2人で子育てをする夫婦」だという認識を持てたことです。もちろん男性が外で働いて女性が家で育児をする家庭もあるでしょうし、それが間違っているとも思いません。でもそのときの私は、子どもに手がかかる時期と、仕事がとても忙しい時期が重なっていて、1人だけですべての育児を担うのは難しかったのです。この時期をどう乗り越えるかで、何十年後かの夫婦の会話が変わると思う、ということを2人で話しました。

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