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キャリア・教育 #還暦バックパッカー教授の世界見聞録

「現役のビジネスパーソンこそ旅をしよう!」令和のバックパッカー旅は最高の自己投資だ――キャリアを広げる旅の力

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「現役のビジネスパーソンこそ旅へ」——身軽に海外へ旅立っている筆者(写真:筆者提供)
  • 河瀬 誠 立命館大学ビジネススクール教授、MK&Associates代表
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とは言いつつ、バックパッカーをするにも「知識と技術」が必要だ。特に海外に出るには、どの国に行けばいいのか、航空券やホテルの予約はどう取るのか、現地ではどう過ごすのかといったことを知らないと、なかなか最初の一歩も踏み出せないかもしれない。

「今さら一人旅なんて恥ずかしい」と気後れする方や、パートナーや家族、また会社をどう説得すればよいかと悩む方、また体力面で不安を感じる方も多いはずだ。

そして世界情勢が落ち着かない中での海外旅行は、何より「安全」が大前提だ。私もちょっとした冒険をすることはあっても、犯罪被害にあわないよう対策を取るし、生命の危険がありそうな場所には間違っても行かない。

とはいえ、この「危険」の感覚も、日本と海外では相当違う。貧しい国が必ずしも危険なわけではないし、国内で得られる危険情報と現地の状況が相当違うことも多い。いたずらに怖がるだけでは何もできない。危険を正しく見極め、安全に旅をしたい。

この連載では、バックパッカー旅から得た「世界見聞録」を紹介するとともに、こうした心配を乗り越える「旅の知識と技術」も紹介していく。

今回の1冊

人間は「人・本・旅」からしか学べない——。これは、日本生命を58歳で退職後、ライフネット生命を創業し、71歳にして立命館アジア太平洋大学学長を務めた出口治明氏の言葉だ。近年もベストセラーを多数出版している出口氏の旺盛な著述活動は、まさにこの「人・本・旅」からの学びの賜物だといえる。

この連載では、出口氏の言葉に肖(あやか)り、旅の紹介と並んで、毎回「本」の紹介もしていく。

初回紹介するのは、出口氏ご自身の本『出口治明の歴史と文化がよくわかる旅の楽しみ方』(星海社新書)だ。

同書によると出口氏は、年2回の家族との長期の海外旅行を30年間も続けており、今までに80カ国以上を訪問している。本書では、その旅の技術を披露し、今までのベストの訪問先の13カ国を紹介している。

出口氏も、年に2回の長期旅行をすると言うたびに、「仕事はどうするのですか?」と聞かれるそうだ。それに対する出口氏の答えは以下のとおりだ。

『簡単です。「毎年2回、1月と8月の長期休暇には海外に行きます。その間はいません」と周囲に伝える、それだけです。不在の期間は「任せる」と決めて引き継ぎすればいいのです』(同書より)

出口氏は超多忙な方だ。しかしその出口氏でさえ、現役中は旅を楽しんでいたのだ。あなたにもぜひ、素敵なバックパッカー旅を一緒に楽しむ仲間となってほしい。

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