国内店舗数アップル超えのシャオミ、スマホメーカーから脱却「ライフスタイル家電ブランド」へ転換する戦略とは?
シャオミの家電もオンライン販売店舗では価格の訴求が目立つ。ただブランドになじみの薄い人から見ると、かつてのアイリスオーヤマと同じように「どんな製品かわからない」「安い海外製」といったイメージにとどまりがちで、購入の決め手に欠ける。だからこそ実店舗で「触ってみて納得してもらう」導線が重要になる。
郊外型ショッピングモールに入っているシャオミストアなら、日用品の買い物のついでに立ち寄り、スマートフォンだけでなくロボット掃除機や炊飯器、空気清浄機といった家電も手に取って試してもらうことができる。そして何度か足を運ぶうちに、自宅の買い替え候補としてシャオミの家電が自然と頭に浮かぶようになるだろう。
しかもシャオミの家電には他社にはない大きな武器がある。お手頃価格でありながら、スマートフォンと連携できるスマート家電の種類が非常に多いことだ。スマート家電のラインナップという点では、シャオミは日本でもトップクラスの一社であり、価格も比較的抑えられているため、自宅のスマートホーム化に踏み出しやすい。
スマートフォン本体はiPhoneや他社製を使っていても、照明やエアコン、掃除機などの家電をシャオミでそろえれば、専用アプリから一括で操作できる。こうした体験が「シャオミでそろえると便利だ」と感じさせ、次の買い替えで自然とシャオミ製品に手が伸びるユーザーを増やしていくはずだ。
シャオミストアに客を呼ぶ秘策
シャオミストアにはもちろんスマートフォンやタブレットが展示されている。これらは店舗の入り口にディスプレイされており、単体で買える格安モデルから、ライカのカメラ技術を搭載した最新の高性能カメラモデルまで多数のラインナップをそろえている。
しかしまだまだシャオミのスマートフォンの認知度は高くなく、スマートフォン目当てでシャオミストアを訪問する客数はあまり多くないかもしれない。
ところが郊外のショッピングモールでは、この「スマートフォン・タブレットの実機展示」が強力な集客装置として機能するのだ。小さな子どもを連れた家族が買い物の合間に立ち寄り、子供たちが店頭のタブレットでゲームや動画を楽しみ始めれば、その瞬間からシャオミストアはちょっとしたキッズコーナーになる。
子どもにとっては「スマホゲームが遊べる場所」として記憶され、いずれ「またあの店でゲームがしたい」と親を誘う理由になっていく。





















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