国内店舗数アップル超えのシャオミ、スマホメーカーから脱却「ライフスタイル家電ブランド」へ転換する戦略とは?
2026年に入ると2月に秋葉原にサービスセンターを開業し、店内では製品も取り扱うなど店舗としての役割もになっている。そして3月7日のイオンモール鶴見緑地店(大阪府大阪市)を皮切りに関西にも進出。4月4日開業予定のららぽーと甲子園店(兵庫県西宮市)を加えると、国内の直接販売店舗は12店舗になる。
この12店舗という数字、実はアップルが国内展開しているApple Storeの11店舗より多い。Androidスマートフォンで大手のソニーは国内にソニーストアを5店舗展開しているが、サムスン電子は東京・原宿と大阪・梅田の2店舗しかない。スマートフォンを販売しているメーカーの独立店舗数として、シャオミは日本最大になっているのだ。2026年中には名古屋圏への出店も予定されている。
ただしアップルやソニー・サムスンのスマートフォンはドコモなど大手通信キャリアから販売されており、キャリアの店舗へ行けば製品は目立つ場所で大々的にディスプレイされている。さらに家電量販店に行けば必ずと言っていいほどアップルのショップインショップが展開されている。これらメーカーの製品は日本中どこに行っても見つけることができるのだ。
一方シャオミの製品はキャリアでの取り扱いは近年になりようやく増えた段階であり、家電量販店でも専用販売場所は無く、ブランド認知度はまだまだ弱いのが実情だ。
ライフスタイル製品を販売するシャオミストア
アップルと比べると店舗展開戦略にも大きな違いがある。アップルストアは東京や大阪など大都市圏にあり、場所も一等地に構えている。店舗の外観もデザインされており、店舗そのものがブランドを表す存在になっている。
これに対してシャオミの店舗はほとんどが郊外にあり、イオンモールなど大規模ショッピングモール内に出店している。だがこの違いは展開されている製品やターゲット層を考えれば当然のことだ。
アップルストアで販売されているのは、iPhoneやMacBookをはじめとしたスマートフォンやコンピューター、Apple Watchなどのウェアラブル、そしてそれらを取り巻く周辺機器やアクセサリーといった、基本的にはIT製品だ。つまりアップルストアは「デジタルツール・パーソナルデバイス」を軸にしたITエコシステムを体験させ、販売する場所である。





















無料会員登録はこちら
ログインはこちら