OPPOが高額な折りたたみスマホを日本投入する理由、AIビジネス端末として差別化「折りたたみiPhone」前夜に存在感を狙う

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

端末内の情報を自動で整理・可視化する「AI Mind Space」、会議音声を自動でテキスト化・要約する「AI Recording」、被写体だけを立体的に切り出す「AI Motion Photo Popout」など、「Find N6」のAIは生成系と知的支援系の両方を盛り込んでいる。また大画面ならではのAI体験として画面を2分割して対面通訳ができる「AI Translate」や、文書を自動で二言語対比表示する「AI Document」なども特徴だ。3つのアプリを分割して表示したり、4つのアプリを別々の小さな画面として表示するなど、折りたたみスマートフォンの大きな画面を生かした使い方もできる。

専用のペン「OPPO AI Pen」により、手書きメモをワンタップで表に変換する「AI Chart」や、ラフスケッチを完成度の高いビジュアルに起こす「AI Image」「AI Painter」といった機能も搭載されている。「OPPO AI Pen」は専用カバーと共に提供され、カバーに収納しながら充電も行える。移動中や空き時間に頭に思い浮かんだアイデアを、「OPPO AI Pen」を使って「Find N6」の画面に書き込めば、それがすぐにビジュアル化・テキスト化されるという、シームレスなワークフローを実現してくれるのだ。

「折りたたみスマホNo.1」と呼べる存在

「Find N6」はビジネス用途だけでなく、プライベートやクリエイティブツールとしての魅力も大きい。 広大なディスプレイは動画をより臨場感のあるビジュアルで楽しめるほか、写真撮影時もカメラプレビューが大きく表示されるため、構図の細部まで確認しながらシャッターを切れる。複数アプリの同時起動も実用的であるため、縦型動画を再生しながら横にSNSのタイムラインを並べるといった、ながら視聴も自然に実現できるのだ。

ペンで書いたラフな絵を芸術家レベルに清書してくれる「AI Painter」はSNSに自分の考えたアイデアを気軽に投稿できるし、子供に絵を描かせればそこから新たな想像力を発揮させることもできるだろう。そして翻訳系の機能はビジネスだけではなく海外旅行でもその威力を十二分に発揮してくれる。「折りたたみスマートフォンでなくてはできない機能」が満載されているのである。

大画面を活用できる
大画面を活用できる(写真:筆者撮影)

ここで現在日本国内で販売されている折りたたみスマートフォンと「Find N6」を比較してみよう。サムスン電子の「Galaxy Z Fold7」は「Find N6」より薄型・軽量に仕上がっており、閉じた状態では言われなければ折りたたみスマートフォンとは気づかないほどのスリムなフォルムを実現している。マルチウィンドウや分割表示など大画面を活かした使い勝手の完成度も高い。ただし前モデルまで対応していたペン入力が廃止されたことで、手書き入力やAIと組み合わせたノート活用といったビジネス生産性の面では一歩後退したと言わざるをえない。

またグーグルの「Pixel 10 Pro Fold」は同社のAIアシスタント、Geminiの統合やカメラAIの深さで優位性があるものの、複数アプリ利用の自由度が低く、こちらもペン非対応だ。さらに重量は258gとだいぶ重い。

次ページアップルの参入が目前?
関連記事
トピックボードAD
ビジネスの人気記事