【老眼が始まったら要注意】50代で約60%が発症する「白内障」に今から備えるための3つの基礎知識

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なお、日本眼科医会では、眼の健康のための啓発として、①スマホやタブレットの使用時には眼から30cm以上距離を離して使用すること、②30分使ったら20秒以上眼を休めることなどを小児の時期から推奨しています。

白内障を「根治させる薬」はない

Q.白内障の進行を遅らせる治療法はありませんか?

A.初期の白内障の薬物療法として、ピレノキシン点眼薬などが使用されていますが、根本的な治療(根治術)ではありません。
白内障の治療は、手術が唯一の根治治療ですが、進行を少し遅らせるための初期の白内障の薬物療法としてピレノキシン点眼薬(商品名=カリーユニ他)などが使用されています。

これは、水晶体の老化を抑えるのに役立つとされており、白内障の進行抑制に有効であると考えられています。

また、眼の栄養機能食品のCMでよく耳にする、「ルテイン」「アスタキサンチン」といった抗酸化色素や、「ヒシ果皮ポリフェノール」などの抗糖化色素、「ビタミンC」などの栄養成分の摂取による白内障の進行抑制効果も明らかとなっています。

また、これらを高容量含有する眼科専用のサプリメント(「ルテイン」と「ヒシ果皮ポリフェノール」を配合した「サンテ ウェルビジョン」など)も、眼科専門医の指導の下で販売されています。

その他に、白内障の症状に見られる「かすみ眼」や視力低下症状などの自覚症状を和らげるために、漢方薬の内服が用いられることもあります。具体的には「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」「八味地黄丸(はちみじおうがん)」などです。

しかしながら、これらの薬剤や栄養成分は、いずれも白内障の原因である水晶体の濁りそのものを取り去って「根治」させるものではなく、白内障の進行を抑える効果しかないことも判明しています。

漢方薬についても、先に挙げた点眼薬や内服薬と同様に、あくまでも進行を少し抑えたり症状を和らげるものであって、白内障を根治させるものではありません。

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