ダンボール素材は2021年に別のスウェットで採用したところ売れ筋になり、2022年に展開が始まったエアリーストレッチスウェットのシリーズにもこの生地を採用することになったのだ。
実際に店頭で試してみたところ反応が良く、徐々に展開を広げていった。その後、ユニクロやGUなど大手もダンボール素材のスウェットを投入し、一気に市場が広がった。トライアルはその先を走っていたことになる。
さらに、トライアルは2026年から「ふんわりタッチスウェットプルオーバー998円(税別)」も発売されている。こちらの商品はエアリーストレッチよりも生地が軽く、ふんわりと柔らかい着心地が特徴だ。重めのスウェットが苦手な人にも着やすく、春先にもぴったりな一着だ。
スウェット開発は着心地を第一に、お客さんからの声やトレンドを反映させつつ、常に微調整を繰り返している。
なお、完全な部屋着として作られているスウェットもある。
裏起毛スウェット上下セット、907円(税別)。こちらは2024年9月から2025年2月の半年間で約35万着を販売しているトライアルの人気商品だ。
「裏起毛のほうはパッケージに入った上下セットで、完全に部屋着。お客様もほぼ毎シーズン買い替えるような感覚で買われています」(藤木さん)
外にも着ていけるスウェットに、完全に部屋着のスウェット。トライアルはどちらの路線も用意しており、これらが907円~1490円と手ごろな値段で手に入る。日常の野菜や肉など食料品の買い出しのついでにチェックできるのも便利だ。
お客さんの「本当の声」を聞く難しさ
取材で最も印象に残ったのは、デザインについて聞いた時の、岡村さんのこの言葉だった。
「お客様の声を聞くって、言葉では簡単なんですけど、間違った捉え方をすると結構失敗するんです。レディースは特に……」
エアリーストレッチスウェットは毎年アップデートを重ねているが、その過程には試行錯誤がある。岡村さんは2023年から2025年の変遷を、画像を見せながら語ってくれた。





















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