フワちゃん地上波復帰も消えぬ拒絶感 「天然」という免罪符が通用しなくなった決定的な要因

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ただ、フワちゃんの場合、元のキャラクターに戻ればいいというものではない。以前と同じ破天荒キャラをそのまま再起動させても、視聴者はもう素直には笑えないだろう。キャラクターを一新して、全く別の生き物に生まれ変わるようなことができない限り、タレントとしてメジャーなフィールドで戦っていくのは難しいように見える。

その意味で、プロレスラーに転身したことは評価できる。過酷な練習に打ち込んで、プロレスの実力を磨いて、体と心を鍛えて、そのフィールドできちんと評価を得られるようになれば、真面目に何かに打ち込んでいることを客観的に証明できる。

もともと身体能力の高さや1つのことに集中する力は、彼女の強みとして存在していたものだ。その能力をプロレスという一点に注ぐことで結果が出れば、タレントとしてのイメージも変わって、復帰への道がひらけるかもしれない。

禊(みそぎ)の時間が短すぎた?

その意味では、プロレスラーとして活動を再開することを宣言してから、地上波復帰までがわずか4カ月しかなかったというのが、客観的に見るとやや短かったような気はする。

プロレスに専念するというのなら、もう少し時間が経ってからテレビに出た方が、真面目にやっている印象は残せたかもしれない。今回の復帰に対して批判の声が強いのも、復帰が早すぎると感じている人がいるというのもあるのではないか。

フワちゃんがこれから芸能活動を続けるためには、真面目に目の前のことに打ち込んで、自らの誠意を行動で示していくしかない。プロレスラーとしてそれなりの地位に上り詰めることができれば、タレントとしての仕事も自然に増えていくはずだ。

ラリー遠田 作家・ライター、お笑い評論家

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らりーとおだ / Larry Tooda

主にお笑いに関する評論、執筆、インタビュー取材、コメント提供、講演、イベント企画・出演などを手がける。『イロモンガール』(白泉社)の漫画原作、『松本人志とお笑いとテレビ』(中公新書ラクレ)、『お笑い世代論 ドリフから霜降り明星まで』(光文社新書)、『教養としての平成お笑い史』(ディスカヴァー携書)、『とんねるずと「めちゃイケ」の終わり〈ポスト平成〉のテレビバラエティ論』(イースト新書)など著書多数。

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