「好ゲームには余計な言葉はいらない」
準々決勝以降は、プールCを担当した日本テレビのアナウンサーを中心とする中継陣がアメリカに渡り、現地から放送した。しかし、日本戦の中継は結局1試合だけで、しかも「敗戦」に終わった。その後の準決勝2試合、そして決勝も、日本が出ていないにもかかわらず、日本向けの実況・解説付きで配信された。準決勝はアメリカ2対1ドミニカ共和国、ベネズエラ4対2イタリア。決勝はベネズエラ3対2アメリカ。3試合とも1点を争う好ゲームだったが、改めて思ったのは、「好ゲームには余計な言葉はいらない」ということである。目の前の試合を、できるだけそのまま伝えれば、それだけで素晴らしい中継になるのだ。
日本テレビのアナウンサーも、「がんばれ日本」という前のめりの気持ちがなくなったぶん、肩の力が抜けて聞きやすくなっていたように思う。
今回のNetflixのWBC中継は、「野球の試合は面白い」という当たり前のことを、あらためて実感させてくれた。「野球の試合」という一級の素材に加える「調味料」は、素材の味を損なわない最低限のものでいい。
今回の配信によって、これまで地上波ではあまり知られてこなかったJ SPORTSなどで活躍する優れたアナウンサーや解説者の存在が、世間に広く認知されたとすれば、それはとても幸せなことだと思う。
今回の配信は、契約者であればNetflixのメニューからアーカイブでも視聴できる。地上波の「見逃し配信」とは違う形で、好きなときに振り返って見られるのはやはり楽しい。また、ライブ配信にはCMが入ったが、「あと何秒」という表示が出たのは親切だった。
また、4月中旬には、侍ジャパンに密着した記録映画『戦いの向こう 侍たちの記録 2026 WORLD BASEBALL CLASSIC』の配信も予定されている。ほろ苦い結末となった侍ジャパンを、今度はどのような作品として見せるのだろうか。ティーザー予告も公開されている。
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