「英語ができる」だけでは不採用?就活から逆算するテーマ留学、米国で費用1000万円超もある今 "高コスパ"な渡航先とは

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「EFでも、例えばアイルランドのダブリン校をはじめ、ヨーロッパでジョブクラブの需要が高まっています。これは、リアルな仕事現場に対応できるスキルを身につけられるプログラムです。また、シドニー校ジョブクラブの“バリスタ研修”の人気を受けて、ダブリン校のジョブクラブでは、外部パートナーによる認定資格付きの“バーテンダー研修”を開始する予定です。自分なりのテーマを持って学ぶ留学スタイルは、日本人留学生だけでなく世界的な傾向と言えるでしょう」(中村氏)

重視するのは安さではなくコストパフォーマンス

語学留学にしてもテーマ型留学にしても、気になるのが費用だ。EFの調査でも、留学の懸念事項として語学力に次いで挙がるのが費用だという。近年は円安や世界的な物価高騰もあり、留学先選びにも影響が見て取れる。

実際、コストパフォーマンスの高い地域に注目が集まっているという。治安の良さと生活費が比較的安いカナダ・バンクーバー、安全かつ温暖でEUへのアクセスも良いマルタ共和国、治安とアクセスがよくてビジネス英語も学べるシンガポールが、人気の留学先となっている。

留学エージェントEF
マルタ校(写真:EF)

「Z世代は単なる安さではなく“コスパ”を求めており、安全性と費用、学習環境を重要視しています」(海外留学EF代表 伊東グローニング七菜氏)

また海外大学に留学する場合は、学費に関する情報収集も必要だと、トビタテ!広報の西川氏は語る。

「アメリカは学費が高騰しており、寮費などを含めると年間で1000万円を超える大学もあるほど。ただし、アメリカは留学生が対象の奨学金も豊富で、学費がすべて免除になる場合もあります。

一方、日本の隣に目を向けると、韓国や台湾には年間30万〜60万円で通える公立大学もあります。また、日本人留学生に人気なのが生活費の安いマレーシアの大学です。例えば、オーストラリアのモナッシュ大学のマレーシア分校は、年間の学費が200万円ほど。本校よりも学費と生活費を抑えられるため、2年間はマレーシアで学び、3年以降はオーストラリアの本校で学んだり、交換留学でヨーロッパの協定校に行くことも可能です」(西川氏)

海外留学を未来への投資と捉えれば、費用対効果を最大限に引き出すことは必須。“語学+α”のテーマ型かつコスパ重視の留学傾向は、今後も続きそうだ。

吉田 渓 フリーライター

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よしだ けい / Kei Yoshida

神奈川県出身。大学在学中からフリーライターとして執筆活動を開始。近年は心と身体、教育、ワークスタイルなどを中心に執筆を行う。ライフワークは農業や漁業にまつわる言い伝えや桜の言い伝えを調べること。著書に『働く女のスポーツ処方箋』がある。

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