「英語ができる」だけでは不採用?就活から逆算するテーマ留学、米国で費用1000万円超もある今 "高コスパ"な渡航先とは

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「日本には国費や自治体による留学支援制度もありますが、その多くは成績や語学力などの応募要件が求められます。しかし、少子高齢化が進む中で、地球規模で複雑化する社会課題に取り組むには、さまざまな経験や特性、価値観を持つ人が必要なので、トビタテ!の募集要件には成績・語学力を入れていません。また、いくらAIをはじめとするテクノロジーが発達しても、熱い思いや好奇心こそが決して枯れない価値となります。世界中の人と友達になりたいという好奇心があれば、コミュニティは活性化しますから」(西川氏)

トビタテ!では、必ずしも留学先が学校である必要はなく、ボランティアやインターンシップもOK。学ぶ期間も自分で決められる。

「トビタテ!はスタート時から語学の習得や向上を目的としておらず、応募フォームも語学だけでは申し込めません。あくまで、興味があるテーマを世界規模で探求することを応援しています。『これからの時代は決められたことをこなすのではなく、自分で問いを立て、学ぶ内容も学び方も学ぶ期間も自由にプロデュースすることが重要だ』というメッセージが、この奨学金制度に込められているのです」(西川氏)

世界でもテーマ型留学が人気に

トビタテ!は当初2020年までのプロジェクトであり、高校生コースは語学学校や現地校へ留学する「アカデミック分野」をメインとしていた。コロナ禍の影響で奨学金の募集を休止した時期もあったが、2022年度まで延長実施された。

2023年度からは第2ステージとして「新・日本代表プログラム」がスタート。コースも再編された。大学生等には「イノベーターコース」「STEAMコース」「ダイバーシティコース」の3つが用意されている。

高校生には「STEAM探究コース」「スポーツ・芸術探究コース」「マイ好奇心探究コース」「社会課題探究コース」が用意されているほか、一部地域ではグローカル人材育成プログラムも実施し、2025年度は8府県が募集を行った。

高校教育では2022年に新学習指導要領が導入され、学校現場に探究学習が本格的に取り入れられた。トビタテ!のコースの再編も、こうした学校教育の動きと連動している。

“語学+α”を学ぶテーマ型留学が増えているのは日本だけではないようだ。海外留学EF 広報の中村恵美氏によれば、「仕事・就職に直結した学びは世界的な高等教育のトレンドとして成長している」という。

次ページEFでは“バーテンダー研修”を開始する予定
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