実家の5LDKを3カ月で売却、「地方は売れない」は誤解だった…親が健康な70代のうちに都心移住させた「実家じまい」

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父ががんで余命宣告を受けたこともあり、それにともなって実家の名義変更など、相続の準備を進められたことは、後々のことを考えるとよかったかもしれない、とふり返る。

母が言った「都会もいいかも」から浮かんだ選択肢

母が一人暮らしになった段階でも、具体的な実家じまいを考えることはなかったというたびねこ家さんだが、母の将来については少しずつ考えるようになった。

「地元はいわゆる“車社会”。高齢になって運転ができなくなったときのことや、広い庭の手入れにかかる費用も、年金暮らしの母にとって負担でした。家も築30年ほど経ち、住み続けるなら修繕が必要な状態。お金の話はあまりしないようにしてきましたが、今後の母の身の振り方を考えるならここで、と覚悟を決めたんです」

もしも実家を処分してどこかに住むなら、娘たちの住む首都圏がベストな選択だろう。しかし、車や実家のランニングコストはかからなくなる一方で、物価や家賃などのコストは上がる可能性が高い。母の年金がいくらなのか、貯金はあるのか。「お金がない」が口癖の母から、「実際のところ」を聞き出すことにした。

キッチン
(写真:たびねこ家さん提供)

「母の経済状況は思っていたより悪くはありませんでした。年金も予想より多く、また、実家に住み続けることに強いこだわりもなくて、『娘たちがいるし、都会暮らしもいいかも』なんて言っていたんです(笑)。実家に住み続けるなら修繕をしないと……と考えていたのですが、もしかして引っ越しもあり?と方向性が見えてきました」

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