最新研究で明らかに「長生きしたいシニアは肉」はやはり"正しい"――野菜中心が寿命を縮める?「100歳生きる人」の共通点

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

中高年までは「メタボリックシンドローム」が敵です。しかし、80歳からは「低栄養(PEM:Protein-Energy Malnutrition)」が最大の敵になります。

医学界では「肥満のパラドックス」と呼ばれる現象が知られています。

高齢期においては、やせている人よりも少し肉付きが良い(BMIが標準よりやや高め)の人のほうが、生存率が高いというデータが世界中で報告されているのです。

これは、先にお示しした理屈と同じく、病気やケガでエネルギーを消費した際、体に脂肪(エネルギー源)と筋肉(アミノ酸源)の備蓄がある人のほうが、回復のチャンスが多いためです。高齢期になってからのダイエットは、命を削る行為に等しいといっても過言ではありません。

シニアにお勧め「攻めの食事」

では、具体的にどうすれば良いのでしょうか。

無理に毎日ステーキを食べる必要はありません。以下の3点を意識するだけで、体質は劇的に変わります。

1「一口目は肉」を習慣に

野菜から食べ始めるベジタブル・ファーストは、血糖値を抑えるには有効ですが、高齢者は先に野菜でお腹が膨れてしまい、肝心のタンパク質を食べ残してしまうことがよくあります。

80歳を過ぎたら、まずは一口、肉や魚から箸をつける「プロテイン・ファースト」に切り替えましょう。

2.卵と牛乳は最強の味方

歯が弱くなり肉を噛むのがしんどくなった方にとって、卵や乳製品は手軽に摂取できる最高のアミノ酸源です。1日1個の卵、1杯の牛乳(またはヨーグルト)を加えるだけで、必須アミノ酸の摂取量は劇的に改善します。

3.「粗食」という言葉を捨てる

「お茶漬けと漬物だけで十分」という考えは捨ててください。それは長寿の秘訣ではなく、飢餓への道です。

次ページスーパーの総菜や缶詰でOK
関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事