「マックの年間計画はほぼ把握」「月見にはパイナップルで…」《バーガーキング》拡大のキーマン語る「コバンザメ戦略」の裏

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以上、バーガーキングの成長を支えた戦略について見てきた。2028年時点で600店の目標を立てている。SNS戦略のおかげで全国的な知名度があり、都市部以外の新店オープン時にも、客がすでに待ち侘びている状態とのこと。また全国のFCオーナーから引き合いがきており、パートナー選定も立地やオーナーの特性を見極めて戦略的に行っていく必要があるという。

2025年は85店舗中、60店舗が直営だったが、これ以後はフランチャイズの割合が増えていくという。

No.1をとりにいくのか?

「大都市圏は人件費コスト増や人手不足の課題が避けられないが、地域ではまだ時給が低いところもあり、地元をよく知るオーナーに商売に目を光らせてもらえる。Win-Winの関係だ」

また、本部に直営とフランチャイズの横断的な部署を設置し、店長経験のある人材や、競合他社での経験のある人材などを揃えた。ツール開発、オペレーション面など、チェーン運営の知恵を結集し、現場に生かしていく。その意味で、今後はチェーンとしての実力を上げていく段階になると見られる。

セット
(撮影:尾形文繁)
セット
(撮影:尾形文繁)

ここまで見てきたように、野村氏にはマクドナルドへの強い意識が感じられるが、将来的にマクドナルドを追い抜きたい、という目論見はあるのだろうか。

野村氏
野村一裕氏(撮影:梅谷秀司)

「600店を目指す2028年時点では、売上1200億円超が視野に入っている。それを元手に何をやるか。実はエリアごとの出店余地の試算では、1700店舗までは成長できると読んでいる。売上としては3000億円、4000億円まで持っていける。ナンバーワンを取りにいくのかどうかはその時の判断だ。

3000店行きたいよね、という話になるかもしれない。次の世代に移っているので、私のやることは、ブランドを成長させた戦略を簡素化し、時代が変わっても使えるようにしておくことだ」(野村氏)

「とにかく、今は攻めていくしかない」と闘志を燃やす野村氏。マクドナルドという巨大な存在をどこまで追い詰めることができるだろうか。

圓岡 志麻 フリーライター

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まるおか しま / Shima Maruoka

1996年東京都立大学人文学部史学科を卒業。トラック・物流業界誌出版社での記者5年を経てフリーに。得意分野は健康・美容、人物、企業取材など。最近では食関連の仕事が増える一方、世の多くの女性と共通の課題に立ち向かっては挫折する日々。contact:linkedin Shima Maruoka

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