業績はさほど悪化していないにもかかわらず、1万2000人規模の希望退職が実施されたパナソニック ホールディングス。内部からはどのように映っているのか──現役社員や元社員に聞いた(個別取材を基に匿名座談会として構成)。
[参加者PROFILE]
Aさん 50代男性/ホールディングス(元)
Bさん 50代女性/エレクトリックワークス社(現)
Cさん 40代男性/インダストリー(現)
Dさん 30代女性/くらしアプライアンス社(元)
Eさん 20代男性/エレクトリックワークス社(現)
「もっと前にやるべきだった」
──希望退職の受け止め方や現在の職場の様子は。
Aさん もっと前にやるべきだったと思う。それでも、人員が大幅に減ることで、会社が身軽になり、自由度が上がって良い方向に進むかもしれない。新しいことに挑戦しやすくなる可能性はある。
Cさん 私も新陳代謝が必要だと考えているので、今回の希望退職は良かったと思う。周囲で応募した人はそうとう多く、部長級も退職している。現場を支えていたキーパーソンもかなりいなくなった印象だ。前回(2011年)は30歳前後が結構抜けたが、今回、周囲で若手はそれほど辞めていない。
Bさん それなりの役職に就いている方がたくさん退職されたため、暫定的にほかの課長や部長が兼務してやり繰りしている。私の部門ではもともとAI活用やDX推進に取り組んでおり、これを機にいっそう無駄な業務をなくしていこうとしている。人員減による穴は、組織の力でうまく吸収できている印象だ。





















