世界的注目作『Slay the Spire 2』が示す、小さな選択の積み重ねが人間の"労働好き"を明らかにする構造

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カードのなかにはシナジー(相互作用)を発するものがあり、うまく組み合わせれば強烈な効果を発する。

たとえば「手札を増やせるカード」と、「手札を増やした数だけ攻撃力が上がるカード」があれば、相性がいいのは言うまでもないだろう。このようなシナジーを見つけ、デッキ内に作り出すのがポイントとなる。

『Slay the Spire 2』より
キャラクターによって得意な戦略が大きく変化するうえ、それぞれ複数のデッキの方向性が用意されている(画像はSteamより)

また、本作には複数のキャラクターがおり、それぞれ得意な戦略が変化する。おまけにキャラクターごとの独自カードも登場する。

ちなみに、『Slay the Spire 2』からはマルチプレイ(複数人プレイ)にも対応しており、みんなで遊ぶといった新たな体験も用意されている。

小さな選択の積み重ねが大きな労働になる

『Slay the Spire 2』より
カードを選ぶときは、3つのうちから1つをチョイスする。こういう選びやすさがポイント(画像はYouTubeよりキャプチャー)

本作で最も重要なのは「プレイヤーに小さなタスクを与え、楽しく労働させる」ところだ。

このゲームはシーンごとに見ていくと「手札の数枚のカードからどれを選ぶか」、「報酬の3つのカードのうちどれを選ぶか」、「イベントで2つの選択肢のうちどちらを選ぶか」といった細かい選択の連続によって成り立っているとわかる。

全体を見れば「カードを選んでいってデッキを作る」という長い道のりになるのだが、プレイヤーの眼前に提示されるのは小さなタスクばかりなのである。

このようにタスクを細かくするのは、非常に重要である。たくさんある選択肢をチョイスして大きな目標を達成しろと言われてもプレイヤーは混乱するが、2つ、3つの小さな選択肢であれば容易に選べるからだ。

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