産油国はどこまでホルムズ海峡を回避できるか、輸出が長期にわたり混乱すれば世界的なインフレの波を引き起こす恐れ

ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
(写真:ブルームバーグ)

米国とイスラエルによるイラン攻撃の開始から2週間以上が経過したが、ホルムズ海峡は事実上の封鎖が続いている。

石油やガス価格は急騰し、米国をはじめとする各国は対応に追われている。湾岸諸国からの輸出が長期にわたり混乱すれば、世界的なインフレの波を引き起こす恐れもある。

これに対し、イランは「封鎖」を自らの武器にする構えだ。イランは地理的にホルムズ海峡の北側に位置し、周辺海域で船舶を標的にしてきた。新たに選出された最高指導者モジタバ・ハメネイ師は、「ホルムズ海峡を閉鎖するというてこは、確実に使い続けなければならない」と述べている。

ホルムズ海峡はなぜ、これほどの重要性を持つのか。イランは海峡を封鎖し続けることができるのか。そして、トランプ政権による船舶の「護衛」は可能なのか。

ホルムズ海峡の重要性

ホルムズ海峡は、ペルシャ湾とインド洋を結んでいる。海峡の北側にはイラン、南側にはアラブ首長国連邦(UAE)とオマーンが位置している。

全長は約100マイル(161キロメートル)、最も狭い地点の幅は21マイル(約34キロメートル)。船舶が通ることができる航路は、両方向ともそれぞれ幅2マイル(約3.2キロメートル)しかない。

次ページ不可欠な航路
関連記事
トピックボードAD
マーケットの人気記事