82歳現役内科医が教える50代・60代・70代そして80代の過ごし方、「これからが人生本番」力強さの源はどこから

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最近は晩婚化が進んでいますので、まだ子どもが成人していないケースもあるでしょう。子どもの進路問題に頭を悩ませる方もいるかもしれませんし、成人したらしたで、なにかと心配の種は尽きません。

でも、次のステップはもう目の前に迫っています。体力的にはまだまだ元気ですし、新しいことを始めるだけのエネルギーもあるはず。50代こそ、第二の人生を見据えて準備を始めるのにふさわしい時期なのです。

菅沼医師
現在はサービス付きシニアレジデンスで暮らしている。お正月や敬老の日など行事に合わせたお食事を楽しみ、自宅でもお化粧やおしゃれを欠かさない(写真:『80歳、これからが人生本番』より)

一方で、50代というのは近い将来、親の介護問題も現実味を帯びてくる世代です。遠距離介護の方もいるでしょうし、介護離職を余儀なくされる方もいるかもしれません。つまり子どもの心配と親の心配、両方が重なる年代でもあるのです。

そのためいろいろ、ストレスを感じることも多いでしょう。そして女性にとってもっとも大きい変化が、閉経とそれと前後して起こる「更年期」です。

更年期に起きる症状はさまざまですが、更年期のしんどさと生活の激動がともにのしかかってくるのが、女性にとっての50代といえます。そして閉経後、女性の体はまったく別のフェーズに入るといっても過言ではありません。

夢のある第二の人生をスタートするためには、更年期を上手に乗り越えるとともに、アフター更年期ともいえる60代以降の肉体の衰えをできるだけくい止めるための生活習慣を身につけるのが大事となります。

60代の生き方で将来が変わります

60歳を「還暦」と呼ぶのは、みなさんもよくご存じだと思います。還暦とは、昔の暦である十干十二支が60年で一巡するので、「元の暦に返る」ことを意味する言葉。まさに再スタートを切るのにふさわしい年齢といえるでしょう。

私自身は、60ちょっと前から慶應義塾大学看護医療学部の講師を始めました。自分が医学を学んだ母校で後進の育成に携わることになり、まさに一巡した気分。ワクワクしながら取り組んだものです。

最近の60代は、見た目もマインドも若々しく、昔の60代とはかなり違います。

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