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社長退任、会長になり新事業に専念。2015年に「みてね」、24年に「mixi2」をリリースした。今度こそ世界に挑戦したい

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笠原健治(かさはら・けんじ)/MIXI取締役ファウンダー。1975年生まれ。99年イー・マーキュリー(現MIXI)を設立、社長就任。2004年SNS「mixi」をリリース。13年会長、21年から現職(撮影:ヒダキトモコ)
「mixi」で日本にSNS(交流サイト)を普及させた、笠原健治氏(MIXI創業者、取締役ファウンダー)の証言を全3回に分けてお届けする(第3回)。

2013年に社長を退任し、会長になった。その2年後。2015年4月に子どもの写真・動画共有アプリ「家族アルバム みてね」を正式にリリースした。それまでにもいくつかアプリを検討していたが、最終的にみてねを投入した。

この四半世紀の主要な出来事や経済社会現象について、当事者たちの声を掘り起こす。

最初のきっかけは、自分自身に子どもが生まれて、「びっくりするくらい写真や動画を撮るんだなあ」と感じたこと。妻が撮った写真も見たいし、親とも共有したい。それを整理・保存し、子どもが大きくなったらいつかそれを見てほしいとも思った。他社のサービスを使ってみたものの、「もっとこういうUI(ユーザーインターフェイス)がほしい」と不満もあった。

ママ同士が集まる会で意見を聞く

ただし、あまりにも身近なニーズだったので、本当に受け入れられるか見極めたかった。そこで社内のメンバーに話したり、実際にアンケートを取ったり、ママ同士が集まっている会でいろいろな意見を聞いてみたりした。すると、みんな同じように困っているし、サービスとして求められているなとわかった。市場として大きな可能性があり、社会全体からみてもやる価値があると考え、始動した。

スマホの写真や動画の解像度が上がり、デジカメが必要でなくなったのも大きく、時代的にうまくかみ合ったと思う。子どもの成長を丸ごと残せて、招待した家族とだけ共有できる。「みてね」という名前は、なじみやすくて愛着が持てる名前だから、これしかないと感じた。

次ページ鈴木おさむさんが取り上げてくれた
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