試しにパワートレインの制御を好みで変更できる「インテグレーテッド・ダイナミクス・システム」でスポーツモードを選択してみると、さらにレスポンスが高まり、峠の登りでもキビキビと軽快によく走る。
通常はスノー、コンフォート、ノーマル、スポーツの4モード設定だが、「A-Spec with Advance Package」はエンジンレスポンスやステアリング(パワステの重さ)を個別に調整できるインディビジュアルを加えた5モードが標準装備されていた。
今回の試乗取材では542kmの走行距離を数え、平均燃費は約11.0km/Lと出た。大きさや排気量、昨今のガソリン価格を考えると、もう少し走ってくれてもいいかなと思わなくもないが、試乗車は駆動方式がAWDで、かつ大人2名+カメラ機材を常に載せての値なので、むしろよく走ってくれたと労ってあげるべきかもしれない。
ちなみに試乗した「A-Spec with Advance Package」(2025年モデル)の当時の車両本体価格は4万4000ドル。執筆時のレートで約692万円だ。日本で販売されているSUVと比べると、レクサスのUXやNXなどが対抗馬となるだろうか。
日本では走っていないアキュラのブランド性と、日本人好みの性能をバランスよく備えたADXの楽しさから、ぜひこのまま日本に持って帰りたいという気分にさせられるほど、非常に印象深い試乗体験となった。
日本でのアキュアブランド展開は?
と、そんなことを書いていたら、ホンダは3月5日にアキュラ・インテグラとホンダのSUVである「パスポート」の日本導入を発表した。「国土交通省が新たに創設した米国製乗用車に関する認定制度を活用したもの」と説明されているので、もしやADXも!?と気がはやったのだが、じつはADXはメキシコの工場で生産されている。
日本に導入されたところでトランプ大統領のご機嫌を取ることには繋がらないので、残念ながらその線はなさそうだ。
ただ、アキュラADXがとても活発で魅力的なモデルであることは事実。いつか日本の道でも走らせられる日が来ることを望んでやまない。
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