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『ナインハーフ』から40年、ミッキー・ローク(73)が「ネズミが出る家を追われた」全真相 支援金に激怒した"悲しきエゴ"

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  • 猿渡 由紀 L.A.在住映画ジャーナリスト
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1989年に公開された『フランチェスコ』のギャラは150万ドルだったが、彼にカムバックのチャンスを与えたダーレン・アロノフスキー監督の『レスラー』(2008)では10万ドル程度しかもらっていない。

その後に出たマーベルの『アイアンマン2』(2010)も、最初のオファーは25万ドルだった。過去5年の出演作も、劇場公開されなかったものや、業界人でも聞いたことのないタイトルばかりで、それ以上が支払われたとは考えづらい。

さらに、ロークは、借家を立ち退かされた後、1泊最低550ドル(約8万7000円)のおしゃれなホテルにしばらく泊まっている。そんなお金があるならなぜ家賃を払えないのかと、当然の疑問を誰もが抱く。要するに、エゴなのだ。

「借りていた家を追い出された」と報じられてしまったからこそ、自分はセレブだ、それを忘れるなというプライドが、前面に出てきたのだろう。最初は自分も同意したのに、一般人からお金をもらうのも、誰かが好意でお仕事を回してくれるのも、格好が悪いと思ってしまう。

だが、そのせいで自分を助けようと一生懸命になってくれている人に迷惑をかけては、これまた自身のためにならない。そんなことがあると、次も助けてくれる人が減ってしまう。

デニーロからは疎んじられる

そもそも、ロークには昔から「やりづらい人」との評判があった。『エンゼル・ハート』のアラン・パーカー監督は彼との仕事を「悪夢」と振り返っているし、その現場で彼が共演のデ・ニーロとぶつかりあったのもよく知られている。

それから何年もして、ロークは、マーティン・スコセッシ監督の『アイリッシュマン』(2019)に出られるはずだったのにデ・ニーロに阻止されたと発言し、わざわざ自分からその過去を蒸し返した(『アイリッシュマン』のプロデューサーは、ロークがキャストの候補に挙がったことはないとコメントしている)。

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【心理カウンセリングに通う】

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