日中関係悪化の中…深まる《中韓関係》の実態 「文化の起源」「THAAD」を巡る論争あるが、中国人の"韓国への好感度"が変化

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観光分野でも回復の兆しが現れている。26年の春節において、韓国は中国人にとって有力な渡航先の1つとなった。

ウォン安による旅行コストの低下、ビザ手続きの緩和や観光振興策、さらにはKカルチャーの人気などが重なり、中国人旅行者の関心を引きつけている。近頃の日中関係悪化の影響もあり、中国人の海外旅行先が日本から韓国に一部シフトしているとの指摘もある。

韓国から中国を訪れる旅行者も増加傾向にある。転機となったのは、24年11月8日に中国が韓国人に対して15日間のビザ免除措置を導入したことだ。

中国メディアによると、25年の韓国人の訪中客数は約316万人に達し、24年の約231万人と比べて約37%増加した。中国は日本に次ぐ人気旅行先として存在感を強めつつあり、韓国人の海外旅行先の中でも高い伸びを示している。

中国の世論調査が示す「意外な結果」

中国人の対外認識も変化しているようだ。

26年1月に発表された清華大学戦略安全保障研究センターの「中国人の国際安全保障観2025年版」によると、韓国への好感度は対話路線の進展を背景に前年から大きく上昇し、5点満点中2.61となった。日本への好感度は1.90で、調査対象国の中で3年連続の最下位となった。

中国の世論は、経済・文化交流を重視する韓国に対しては軟化する一方、戦略的対立が続く日本には依然として厳しい姿勢を維持している。そこからは、実利と政治を切り離すことが難しい現在の対日認識の構図が浮き彫りになっている。

ちなみに、日本における中国・韓国に対する親近感は、内閣府の「外交に関する世論調査(令和7年9月調査)」からひも解くことができる。

内閣府世論調査「外交に関する世論調査 (令和7年9月調査)
中国に対する親近感。「親しみを感じない」とする者の割合が83.5%だった(出所:内閣府世論調査「外交に関する世論調査 (令和7年9月調査)」)

同調査によると、中国に「親しみを感じる」と答えた人の割合は15.9%で、「親しみを感じない」とする人の割合は83.5%だった。韓国に対しては、「親しみを感じる」と回答した人の割合が54.7%、「親しみを感じない」とした人の割合は44.8%だった。

※「親しみを感じる」とする者の割合は、「親しみを感じる」と「どちらかというと親しみを感じる」を合計したもの。「親しみを感じない」とする者の割合は、「どちらかというと親しみを感じない」と「親しみを感じない」を合計したもの。

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