「全力でやれ!」有吉の叱咤で覚醒 「野呂佳代」AKB48の格差逆転し、女性アイドルの新たなセカンドキャリア切り拓けたワケ

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『志村けんのバカ殿様』(フジテレビ系)へのレギュラー出演などもあったが、熱心なバラエティ好きに一目置かれるようになったきっかけは、やはり『ゴッドタン』(テレビ東京系)だろう。

芸人同士が対決するようなガチな企画の多いこの番組は、誰であれ笑いへの本気度が試される。準レギュラーとなった野呂は、プロの芸人に伍して常に体当たりの姿を見せた。

変顔程度は当たり前、変な被り物や扮装をして物まねをしたり、同じく元アイドルの朝日奈央、テレ東アナ(当時)の松丸友紀とアシスタントの座をかけてお笑いで対決したりとNGなしで番組を盛り上げた。

なかでも極端な誇張物まねで有名なハリウッドザコシショウの物まねは意表を突く面白さで、元AKBのアイドルが「そこまでやるか」と強烈な印象を視聴者に与えた。

「野呂佳代が出演するドラマに外れなし」

元々舞台で主役を張るなどしていた野呂は、バラエティでの活躍を経て俳優業でも頭角を現すようになる。

女性アイドルグループの出身者が卒業後に俳優に転身する例は多い。同じAKB48出身に限っても、前田敦子、大島優子、川栄李奈などすぐに何人かの名前が思い浮かぶ。

共通するのは、センターを務めるなど在籍時に大きくフィーチャーされていたことだ。前田や大島はいうまでもない。「おバカキャラ」として注目され、その流れでセンターを務めたことのある川栄は異色だが、それでもかなり知られたメンバーであったことに変わりはない。

逆に、そうした知名度がないと、元アイドルには俳優としての険しい道のりが待っていることになる。

野呂佳代もまた、愛されキャラであったのは間違いないが、世間的に知名度が高かったわけではない。だからこそ、バラエティで体当たりする姿が名刺代わりになった。たとえば、『科捜研の女』(テレビ朝日系)への出演が実現したのも、ドラマのスタッフが『ゴッドタン』の野呂を見ていたことがきっかけだった(『@BAILA』2023年11月7日付インタビュー)。

そこからドラマ出演が増え始め、いつしか「野呂佳代が出演するドラマに外れなし」という定評が生まれるまでになった。今期も日曜劇場『リブート』第1話に形成外科医役で短いシーンに出演しただけでSNSが沸いていた。

次ページ不利な境遇をはねのけた貴重な前例となった
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