「全力でやれ!」有吉の叱咤で覚醒 「野呂佳代」AKB48の格差逆転し、女性アイドルの新たなセカンドキャリア切り拓けたワケ
たとえば、バイプレーヤーとして欠かせないひとりである野間口徹も、『VRおじさんの初恋』(NHK、2024年放送)で主役を演じて好評だった。いうまでもなく、『孤独のグルメ』(テレビ東京系)の松重豊などは筆頭格だ。その列に野呂佳代も加わりつつある。
ただ、筆者がここで特に注目したいのは、元アイドルとしての野呂佳代の軌跡だ。女性アイドルのセカンドキャリアの開拓者としての野呂の功績である。
野呂佳代を変えた有吉弘行の一言
1983年生まれの野呂佳代は、2006年「第二期AKB48追加メンバーオーディション」に合格。大島優子や秋元才加が同期で、倍率は約700倍だった。
野呂は、このとき年齢と靴のサイズを詐称したという。また本人の弁では、当時からふくよかな体型だったが、面接がテレビ電話で全身が映らなかったため合格。結局いずれもバレることになったが、面白いということで合格となった。
そしてメジャーデビューシングル「会いたかった」(2006年発売)では選抜メンバーのひとりに。だが、野呂個人のキャリアは決して順調とは言えなかった。
「会いたかった」で同じ選抜メンバーだった前田敦子、大島優子、篠田麻里子、高橋みなみ、小嶋陽菜、板野友美は人気を集め、「神7」のメンバーになっていった。一方、野呂は2010年にAKB48を離れ、SDN48に完全移籍。キャプテンとして奮闘したが、2012年3月をもって卒業となった。
とはいえ、秋元康のものまねを得意とするなど在籍時からお笑いの才を発揮し、ファンからも親しまれる存在だった。2007年と2008年には同期の佐藤夏希と組んでM-1グランプリにも挑戦したほどだ。
卒業後も、バラエティ番組に活躍の場を求めた。しかし、なかなかブレークできずにいた。芸能界を辞めようかとさえ考え始めていた(『NEWSポストセブン』2016年2月6日付記事)。
転機となったのが、『ロンドンハーツ』(テレビ朝日系)での有吉弘行からの一言である。「タレント進路相談」という企画で、野呂が悩みを打ち明けた際、意にそぐわなくとも「目の前の仕事を全力でやれよ、バカ!」と有吉らしい単刀直入さで叱咤激励された。これをきっかけに、仕事への向き合い方も大きく変わった。
それからは吹っ切れたように、バラエティで何事もやりきる野呂の姿が見られるようになった。





















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