マイクロプラスチックに森林環境税…2026年東大入試が受験生に求めた"能力"の正体
文系科目においてしか意味がないと思う人もいるかもしれませんが、たとえ理系科目であっても、ニュースを見ることは抽象的な理論を具体的なイメージへと結びつける助けとなるのです。初見の問題であっても「あのニュースの技術の応用だ」と推論する力を養う、非常に価値のある学習プロセスだと言えます。
社会問題に目を向けることで“生きた知識”が身に付く
ここまで見てきたように、東大入試と言っても難解な知識ばかりが問われているのではなく、むしろ身の回りで起きている様々な事柄に目を向ける姿勢を求められているのです。
今年度、実は非常に難化したと言われているのが、英語です。日本語で書かれていても難しい、抽象度の高い文章が題材として扱われました。リスニングでも、ドイツの教育制度、イギリスの刑務所の制度、地衣類の生態と、もはや受験生に前提知識があるとは思えないテーマが並びます。
だからといって、知らないもん!では問題は解けません。日頃から様々なことに興味を持ち、直接その事柄については知っていなくても、「前に似たような話を聞いたことがあるぞ」「もしかしてアレに似た話かな?」と、知っている話を手掛かりに類比して考えていく必要があります。
そのためには、日頃からニュースで目にする社会問題を「自分とは無関係な出来事」として聞き流すのではなく、自分から興味を持って知ろうとする意識が大事です。一見バラバラに見える知識が一本の糸でつながり、生きた知識として扱えるようになるのではないでしょうか。
学問と現実の世界を自在にリンクさせて考える習慣があるかどうか。東大は、受験勉強を単なる知識の詰め込みで終わらせず、得た知識が社会を読み解くための手段となるような学生を求めているのです。
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