ラン活疲れを癒やすモンベル「1万円台ランドセル」の正体 自治体の無償配布が変えた"通学カバン"の常識
その後、同町は「1個1万円(税込)以下」「耐久性・防水性の確保」「軽量化」などの厳しい条件を示し、地方自治体としての客観性を担保するため「公募」を実施した。
設定条件の厳しさもあったのか、公募に応じたのはモンベルだけだった。審査を経て委託先として選定。同社商品が納入された(直販なので価格は店舗販売とは異なる)。
包括連携協定を結んだ立山町は、日本を代表する山岳エリア「立山黒部アルペンルート」の玄関口でもある。アウトドア用品メーカーとして特別な存在だったのか。
「当社は全国各地に地域との交流を行うフレンドエリアやフレンドタウンがあり、立山町もその1つです。ご要望が『わんパック』商品開発に結実し、当社が掲げる7つのミッションのうち、『子どもたちが生き抜いていく力の育成』にも沿う活動となりました」
同町が購入し、2023年度以降の新1年生で希望する家庭に無償配布されている。各自で購入した通常のランドセルで通学もできるが、モンベル製リュックを選ぶ家庭は多い。
徳島県鳴門市も申請者には無償配布
「モンベル製リュック」を導入する自治体も増えてきた。そのひとつが徳島県鳴門市だ。
鳴門市では令和5(2023)年度から始まった(2024年4月入学の児童が対象)。近年の新入学児童数は300人強(男女比はほぼ変わらない)だという。どんな取り組みなのか。
「『新1年生ランドセル無償化』は、令和4年度から本市が展開している『なるとまるごと子育て応援パッケージ事業』の1つとして開始したものです」
同市の川上久美子課長(鳴門市 こども未来創造部 子育て支援課)はこう話す。





















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