「言った」「聞いてない」で揉めるダメ組織の対処法――口頭指示の"手戻り"を防ぐ「フロー」と「ストック」情報の使い分け
しかし、初めて仕事をする相手、あるいは入社したて、異動してまだ日の浅い相手などと仕事をする場合はどうでしょう? 口頭指示だけで「あとは任せた!」では、あまりに雑、そして無責任ではないでしょうか。
そうして、あとから「イメージと違う」「なぜ、そのやり方で進めた?」などと文句を言われては、本人たちも面白くないでしょうし、失礼にもあたります。
依頼の仕方で伝わる相手への敬意
相手が中途採用などの経験者だからといって、雑な依頼や指示での「出たとこ勝負」は褒められたものではありません。
経験者への説明やケアをせずに、仕事を丸投げする行為を「お手並み拝見」と呼ぶことがあります。しかし、「ところ変わればお作法変わる」ものです。
その会社、その職場、あるいはその業界での仕事の進め方、コミュニケーションの仕方、成果物に対するこだわりなどの文化や慣習は、前職と転職先とで違っていて当然。細かなお作法や文化の違いが障壁となって、仕事がうまく進まないケースも多々あります。
経験者だからといって、ベテランだからといって、その組織での経験の浅い人に「お手並み拝見」や「出たとこ勝負」の雑な依頼で仕事を任せるのは、相手へのリスペクトを欠いた行為であるともいえます。
たとえ、いつものメンバー同士で仕事をする場合でも、その仕事が未知の仕事(今までに取り組んだことのないテーマや領域の仕事)であるならばどうでしょう?
いつもの仕事の進め方の「勝ちパターン」が通用しないかもしれません。思わぬケガをすることもあるでしょう。
「いきあたりばったり」「出たとこ勝負」の習慣は、無駄なトラブルやケガ、ひいてはチーム内外の人間関係にもネガティブな影響を及ぼすといえます。
「口頭での指示」「『いきあたりばったり』『出たとこ勝負』」という行動習慣。これらに共通する“ふわっ”とした曖昧さ。
それらが生む小さな“ズレ”が、組織の生産性を下げ、ひいては職場メンバー間の信頼関係にも大きな亀裂を生みかねないのです。
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