子宮残す?残さない?「筋腫治療」今どきの選択肢――"ライフスタイルで変える治し方"や最新治療について取材
vNOTESは、腟から腹腔鏡を入れて、術野を拡大した状態で行う。一般的な腹腔鏡手術と違い、お腹に傷ができないのが最大の特徴だ。
vNOTESを開始当初から取り入れているのが同院だ。2025年には手術件数が累計600件を超えた。「vNOTESは痛みが少なく、体への負担も軽いため、術後の回復が早い。2泊程度の入院で退院できるのもメリットです」と言う。
ただ、誰でもvNOTESを受けられるわけではなく、子宮全体が大きくなっていたり、子宮内膜症などで癒着が強かったりすると、難しい。また、筋腫核出ではごく限られた症例でしか実施できない。
子宮筋腫で手術を受けることについて羽田医師は、「良性の疾患を手術するということに、躊躇する人もたくさんいます」と言う。
その一方で、手術を受けた患者からは「妊娠できた」「(月経痛が改善したことで)旅行や仕事の予定を立てやすくなった」「(過多月経が治まったことで)貧血が治り、階段を楽に登れるようになった」などの声があるという。
周りの声かけも大切
最後に、子宮筋腫をはじめとする婦人科疾患でつらい思いをする女性に対して、周囲の男性ができるサポートはあるか、羽田医師に聞くと、「男性が女性のつらさを理解するのは、正直なところ難しい。ただ、『生理ごときで』と軽く考えるのは、絶対によくない」と話す。
「患者さんに話を聞くと、仕事に行けないくらい生理が重いと話す人もいます。女性の体調が悪そうなときには、ゆっくり話を聴いたり、『つらかったら休んで』と声をかけたりすることも、サポートの1つではないでしょうか」(羽田医師)
子宮筋腫の治療法は、女性の年齢やライフスタイルによって異なる。人生で何を優先し、どう生きたいかを考えて、最善と思える方法を選択することが大切だ。また、女性の健康課題について社会全体で考えることも求められる。
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