「8割が御三家・早慶以上合格」叩き出す算数塾が示す"普通の子"の勝ち筋とは?《中学受験・難関校の算数が激ムズの理由》

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

受験人口が多く、私立中学に行きたい家庭が増えれば、入試は自然と難しくなります。学校側はテストで差をつくらなければなりませんからね。

その前提で、今は都心3区では私立中学受験者が小学校の半分以上もいるような状況。教育熱心な家庭にとって、ひと昔前よりも中学受験は身近な選択肢だと感じます。東京都の私立高校無償化の影響もあるでしょう。

フォトン算数クラブ 塾長 武井 信達氏
フォトン算数クラブ 塾長 武井 信達(たけい のぶたつ)/慶應義塾大学大学院理工学研究科修了(同大学卒業)。中学受験算数指導歴30年以上。2007年に東京・自由が丘にて、算数1科のみの中学受験塾「フォトン算数クラブ」を創業。現在は、自由が丘・白金高輪・日本橋の3つのエリアに教室を構える。先取り学習と徹底的な反復を掲げ、同塾では07年の創業以来、塾生の8割以上が御三家・早慶以上の学校に合格。入塾テストなしで通塾と同じ授業が受けられるオンライン教室「フォトン算数オンライン教室」ではすべての授業を武井氏自身が行っている(写真:フォトン算数クラブ)

中学受験では一見偏差値が高くない学校でも、素晴らしい学校だらけです。とてもいい私立中学が、中学受験だと……言葉は悪いですが「とってもお得」なんです。

こんなに手厚い、いい学校がこの偏差値で!? という状況。いい環境で6年間学ぶ権利のために頑張ろうと思えるので、結果的に受験人口が高止まりしているのだと思います。

塾業界の進化で入試問題は難化か

入試問題については、塾業界全体の進化も難度上昇の要因でしょう。最難関校が新しい問題を開発し、それが中堅校に波及することで入試問題のレベルが底上げされていきます。

塾側も、生徒を合格させるために非常に熱心に頑張っています。その新しい問題に対応するために懸命に教える。結果、難易度が少しずつ上がるのでしょう。

――なるほど、見方によっては「いたちごっこ」とも言えますが……。とくに算数では難易度の上昇が顕著だと感じます。算数にいささか偏重した入試については賛否もあります。

各科目には役割があります。個人の見解ですが、算数は思考力、理科は自然への興味、社会は人が作り出した仕組みへの関心、国語は感受性や読解力。なかでも算数は論理的思考を測りやすい科目です。

次ページ「普通の子」が強者のライバルに差をつけるには?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事