「親も一緒にシール収集→子ども同士の優劣意識を刺激」…『ボンドロ』登場で市場原理持ち込まれた「令和のシール交換」の憂鬱
では、この過熱するシール交換に対して、親はどこまで関わるべきなのだろうか。「子どもの遊びに大人が口出しすべきではない」という考え方もあれば、「トラブルの芽は早めに摘むべき」という意見もある。
実際のところ、この問題に“絶対的な正解”はないだろう。ただ一つ確実に言えるのは、「完全放置」と「適切な見守り」はまったく別物だということだ。
親はどこまで介入すべきか
現代のシール交換は、確かに子どもたちが交渉力や社会性を学べるという側面がある。相手の気持ちを考えること、自分の希望を伝えること、納得できる条件を探ること。これらは本来、とても貴重な経験だ。すべてを大人が管理してしまえば、こうした学びの機会を奪うことにもなりかねない。
しかし一方で、「価値」「希少性」「損得」が強く絡むため、子どもだけでは処理しきれない問題が起きやすいのも事実である。これを無視して親が子どもを完全放置してしまうと、当然何らかのトラブルに発展するリスクは高まる。
相手が嫌がっているのに交換を迫る。価値の差を理由に優劣関係をつける。後から「やっぱり返して」と揉める。正規品かどうかで責任問題に発展する。
こうした事態は、単なる友達同士のいざこざでは済まない。人間関係の破綻や、保護者間の対立にまで広がる可能性がある。だからこそ大人に求められるのは、「大人がルールを教えた上で、そっと見守る」という関わり方ではないだろうか。
こうした基本的な約束を事前に共有しておくだけでも、トラブルの多くは防げるはずだ。




















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