もはや「富裕層を目指す人」だけのものではない…CMが語らない"株式投資"をはじめるべき切実事情
また、株式投資には「資産が増えるチャンス」と同等に、「資産を減らすリスク」もあります。その前提に立ったうえで、インフレとそのリスクについて、もう少し解説していきます。
「ビッグマック」がインフレを測る基準になる
インフレの状況をわかりやすく示す指標のひとつに、「ビッグマック指数」があります。これは、イギリスの経済誌『エコノミスト』が1986年に考案したもので、世界各国のビッグマック1個の価格をもとに、物価水準や為替レートの適正水準を測ったものです。
グローバルな企業であるマクドナルド社が世界中に展開しているからこそ、比較可能なデータとして信頼されています。
日本のビッグマック指数の5年ごとの推移は、次の通りです。
2010年 320円(+70円)
2015年 370円(+50円)
2020年 390円(+20円)
2025年 480円(+90円)
数字を見ただけでも、この5年で価格が大きく上昇していることがわかります。これは、日本がデフレ経済からインフレ経済へと転換したことを明確にするものです。
1990年代前半のバブル崩壊以降、長期間にわたった「失われた30年」では、物価が停滞・下落傾向(デフレ経済)にありました。しかし2020年代に入ってから確実に潮目が変わりました。
日経平均株価は2024年にバブル期以来の最高値を更新し、2025年にもさらに最高値を更新しました。しかし、残念ながら給料や収入はほとんど上がらず、物価だけが上昇しているのが現状です。
つまり、株式市場の盛り上がりと、家計の実態には大きな乖離があるのです。
物価上昇について、より正確なデータである「消費者物価指数(CPI)」で見ても、バブル崩壊後は長らく100以下で推移していた指数が、2022年を境に急上昇しています。





















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